子どもを亡くした家族に接する時に
心がけていることなどありましたらお書きください

ご家族の気持ちや希望することに沿えるようにしています。また場合によってはママが自分の意見を言えず、家族の考えでいろんなことが進んでいったり(特にお見送りのことなど)することがあるので、必ずママの考えを聞いてます。
ベビーに会いたくないと言うママもいますが、後々後悔したりすると思うのでなるべく会ってもらうようにしてます。
家族ですごす時間を多く作るようにしています。もちろんベビーを含めて。
他の患者さんと接する事をできるだけ少なくする。特に普通の産後の方とは。
静かな環境、考える時間の確保、自分の気持ちを伝える(悲しく残念に思っている、力になりたいと感じている等)、処置や今後の経過において予測されることを説明する(知る必要はないだろうと勝手に判断しない)、等
ベビーのことを多く話すようにします(話したくないという雰囲気の人には話しませんが)
穏やかなゆっくりした口調で話すように心がけています
マニュアルは、ありません。ですが、婦長,医院長が、必ず時間をとり対応してます。個人医院のため,分娩室がひとつのため、ほかの方の声など聞こえてしまうことがあります。分娩後、治療後動ける段階になったら個室のできるだけ赤ちゃんの声がきこえない部屋へ移動していただいてます。
個室にする状況に応じて外出・外泊・早めに退院をする
できるだけ、がんばったね。と、普段の分娩と同じように言葉をかけてあげられるようにと、思ってます。また、できるだけ、親子で過ごせる時間を持ってもらえるようにと考えてます。それと、会陰切開とかなるべくしないで、分娩の後は処置に追われるより、静かな時間を持てるようにと思ってます。
「がんばれ」は絶対に言いません。一緒に泣ける雰囲気作りを心がけております。
亡くなった赤ちゃんに対しての言葉遣い。「もの」のように扱わないように・・・
現実は現実でいつか受け入れていってほしい。でも、人それぞれに受け入れるのに要する時間、プロセスは違うのでゆっくり静かに見守っていきたいです。吐き出したい気持ちはすべてうけとめる、ただ、うけとめるだけです。
早く忘れるようにとか、上のお子さんのために頑張ってとか、次のお子さんがすぐ出来ますよという慰めをしない。
軽はずみな言葉を言わないように気をつけているつもりですが・・・。
無かったことにしない。無理に先のことに目を向ける事を促すような声がけはしない。自分も悲しいことを伝え、出来る限り時間を共有したい。お子様との時間・思い出等希望がかなうようにお伺いしている。
家族の要望にできるかぎりお手伝いさせてもらいたいです。ただ、赤ちゃんに何ができるのか、何をしてあげればいいのか、が分からない方々がほとんどなので、こちらからすすめたりしています。(足型、手型、写真、ビデオ、沐浴、臍の緒、髪の毛など。。。)
NICUという病棟の特性上、赤ちゃんの死は避けられず、また、珍しいことではないのですが、赤ちゃんの死というものに慣れたくない、死後の様々なことに業務的にこなすようにはならないように、と心掛けています。また、赤ちゃんが生まれてきたことを形としても残せるようにしたり(爪きり、お臍がとれてなければ切る)しています。また、ひとつひとつのことを、ご両親と一緒におこなうよにしています。
何か話しかけるとき、大きい声で話さない、ゆっくりと話す。
誕生死の悲しみだけに関わらず、どんなレベルの痛みや苦しみでも究極的には当事者にしかわからないもの、と理解しています。そのことを念頭においた上でできるだけ寄り添うのが精一杯かと…。
発言には充分気をつけています。こちらにはそのような思いがなくとも、死産後のお母様にとってはとてもつらい一言に思えたりすることもあると十分考えているつもりです。どうすればいいのか戸惑います。
とにかく傾聴する。言葉ではなく、ノンバーバルコミュニケーションになってしまう。
安易に発言しない「お気持ちわかります」など絶対に言えない。ご家族が話せるようにする(聞くことを心がけている)
お母さんが、話をしたくなるまで無理に聞かず、寄り添うようにしている。話をしたい、一緒に居てほしいということが感じられるときには、時間を惜しみなく使い、そばに居る。
緊張が伝わらないように、口調とか、目線の高さに気をつけるようにしています。あと、逆に声をかけよう、話を聞こうと気負わないようにしています。
業務的に説明はせず、一つ一つ丁寧にゆっくり説明します。患者さんより低姿勢で寄り添うように心がけています。
まず、精神的にも肉体的にもお疲れの方が多いです。特に、お母様はお子様の事に心をくだかれて、ご自分の事(体、処方された薬など)に気が回らない状態がほとんどですので、お薬の説明をしましても、その時に本当に理解されていない場合もあります。ですので、お薬を持ち帰られた後、薬袋を見れば、内容を理解出来るように、口答での説明もあえて記載させていただいています。
悲しい・悔しいという気持ちをありのまま出していけるような環境作りをしたり、話を聞いたりしている。
個室に入って、家族とともにすごせる、静かな環境をつくること。お別れを大切にすること。(親子の時間をとることや、お手紙折り紙など子どもに持たせること、写真・足型など記念を残すことなど。)声をかけること。この赤ちゃんの話題に触れること。
ご家族にとっては、なくなっていてもかけがえのないわが子であることを念頭に置き、こどもとの思い出を残せるよう気をつけている。