医療従事者向け本の紹介

流産・死産・新生児死などについてかかれた医療従事者向け本
いのちのケア
ー子どもの生と死に向き合う医療と療育ー
武田康男 協同医書出版社 1890円
いのちと向き合う専門家による周産期医療、ターミナルケア、グリーフケアなどにおける医療と療育の新しい取り組みと家族の手記を通して、いのちの誕生と死を考える。Withゆうに関わる人の手記やアンケートにも協力させて頂いています。
赤ちゃんの死を前にして 竹中正人 中央法規出版 2,800円+税
赤ちゃんの死を前にした時、医療従事者としてどのように患者・家族に寄り添えばよいのか。患者・家族は何を望み、どのようなケアを受けたいのか
医師・助産師・看護師・臨床心理士の実践と患者・家族の体験談でつづる赤ちゃんの死への関わり方と心のケアをまとめた本。
Withゆうに関わる人の体験談や「天使の梯子」でのアンケート結果の一部も載っています。
お産SOS 河北新報社「お産SOS」取材班 同友館 1680円
少人数体制の診察を強いられながら、献身的に生命の誕生と向き合う産科医たち。
身近な出産施設を失い、遠距離通院に耐える妊婦たち。
「安全で安心な出産」が脅かされ、窮状を訴える声が地域を覆っている。
お産を守っていくことは社会全体に課せられた使命でもある。
地域医療の向上にも通じる全国各地の実践を通じて、将来に向けた処方箋を示した
赤ちゃんの死へのまなざし ―両親の体験談から学ぶ周産期のグリーフケア
中央法規出版 2100円
赤ちゃんの死を前にどのように関わるべきか。
マニュアル化できない流産・死産ケアのあり方を、夫婦の体験談に基づいて丁寧に解説。
入院中だけでなく退院後の関わりや、医療者のセルフケアの必要性にも言及した。
助産師
2002.11
やさしさの追求
日本助産師会出版部 1,600円
リスク・マネジメント〜子どもを亡くした親の立場から医療関係者に伝えたいこと〜    Withゆうメンバーが書かせて頂きました。
赤ちゃんを亡くした両親への援助 ドナ&ロジャー・ユイ メディカ出版 2,500円+税
出産後の“ブルー”にどのように付き合ったらよいかを、いろいろな角度から詳細に述べている。多くの体験者から聞きにくい心を開き、その声を聞かせてくれる。ペリネイタルケアに携わる人の為の一冊。(
周産期の死
ー死別された両親へのケアー
SANDS(The UK Stillbirth and Neonatal Death Society) 編 メディカ出版 1,942円+税
英国小児科学会、周産期医学会、産婦人科医会など十数種の学会の協賛を得て周産期における死の問題−特に流産、死産、新生児期早期の死に直面した母親に対し、医療従事はどのように援助しケアしうるのかをまとめたガイドライン。
ペリネイタルケア
vol.21 2002.8
予期せぬ結果をどうとらえるか
東北大学医療短期大学部 高林 俊文 メディカ出版 1,700円+税
流産・死産〜流産・死産を経験した女性への援助〜
妊娠期に発見された児の異常〜予期せぬ結果をどう伝えるか〜 他
ペリネイタルケア
vol.22 2003.3
習慣流死産を捉える


大阪府立母子保健総合医療センター 木戸口公一 メディカ出版 1,700円+税
医療としてどう捉えるのか 〜産科の現状と今後の問題点〜
子どもを亡くした母親の悲嘆 〜医療関係者はどのようにそれを受け止めるか〜 他
ペリネイタルケア

特集 パワー・オブ・タッチ
東京大学大学院
山崎あけみ
メディカ出版 1,800円+税
よいお産にかかわるすべてのスタッフのために「第4回 産声をあげなかった家族成員」
ペリネイタルケア
vol.23 2004.11

流産・死産・新生児死を経験した母親とその家族へのケア
神奈川県立こども医療センター所長 後藤彰子 メディカ出版 1,800円+税
流産・死産・新生児死を経験した家族へのケアについて40ページ強書かれています。何かには母親の体験や対談が載っています。Withゆうメンバーも「自分一人じゃない」私の体験@を載せています。
ペリネイタルケア
2003年 夏季増刊

産褥・退院支援ガイドブック
聖路加看護大学教授 堀内 成子  メディカ出版 4,200円+税
母親の回復支援、授乳、育児、様々なケースへの支援をわかりやすく解説しているなかに
第3節 特別なニーズを持つ子どもと母親への支援
4)流産・死産・新生児の死 が取り上げられている
ネオネイタルケア
(vol.15) 2002.2
悲しみを乗り越える 赤ちゃんの死と家族のケア
前大阪樟蔭女子大学教授 竹内 徹 メディカ出版 1,700円+税
緩和的ないし看取りの医療を経験した家族に対するケア
周産期死亡を経験した家族のフォローアップ  他
ネオネイタルケア
(vol.18) 2005.11

新生児を看取るとき私たちにできること
愛育病院新生児科
加部 一彦
メディカ出版 1800円
アンケート調査結果
私たちの施設の取り組み  他
助産婦雑誌
2002.09(Vol.56 No.9)
死産。流産のケア
医学書院 1200円+税
児を亡くした家族はどのようなケアを望んでいるか 
大切にしてほしい死産・流産のケア   他
助産婦雑誌
2003.05(Vol.57 No.5)
インターネットが助産を変える
医学書院 1200円+税
母親の声に触れられるサイトの紹介
流・死産した人のサイトで 「お空の天使」が紹介されています。
助産雑誌
2004.06(Vol.58 No.6)
特集 命をめぐる「話し合い」のガイドライン
医学書院 1,300円+税
説得から納得へ、そしてもっと「やさしい」方法へ
子どもの「最善の利益」とは何か
助産雑誌
2004.12(Vol.58 No.12)
特集 「転換点」を迎える助産師に送る7のメッセージ
葛飾赤十字産院 竹内正人 医学書院 1,300円+税
「死」の捉え方の転換
死は最期ではなく、始まりであり、「誕生」でもある  他

助産雑誌
2006年11月(Vol.60 No.11)
特集 周産期に子どもを亡くした家族に寄り添う

医学書院 1,300円+税
医療者の心無い言葉・嬉しかった言葉―活動から見えてきたもの
ペリネイタル・ロスに関する最近の見解とアメリカでのケア
ペリネイタルケア 
2007年夏季増刊
ハイリスク妊娠プライマリケア
メディカ出版 4,200 円
子宮外妊娠 ・流産 ・頸管無力症と胎胞脱出・常位胎盤早期剥離 他

女性に寄り添う看護シリーズ 1 
赤ちゃんを亡くした女性への看護

2009年11月

山中 美智子(編著) メディカ出版 2,100円

神奈川県立こども医療センターで行われている赤ちゃんを亡くされたお母さんへのケアが細かく書かれてあり,医師、助産師、看護師、それぞれの立場で悩み、話し合いながら当事者のケアにあたってくださっている様子が伝わってきます。医学の知識のない人にもわかりやすい言葉で説明されています。

死別の悲しみの臨床 ジョージ・M・バーネル 医学書院 3,200円
死別によって家族や身近な人を失った遺族への援助をどのように行ったらよいか、主な理論の解説とともに、各職種や診療科別にケアのガイドラインを示すなど、ケアの実際を具体的に述べる。
寄り添って、寄り添われて
−新生児・小児医療の現場から−
堺 武男 アーツアンドクラフツ 1500円+税

1日でも早く、お母さんに抱っこさせてあげたい!在胎25週の超未熟児の4つ子が誕生。1000グラムに満たない新生児の蘇生から、障害を持った子どもの出産・手術など、医療の最前線NICUの24時間を詳細に報告。さらに、難病を持った子どもとのキャンプや宮城県立こども病院の立ち上げ、東日本大震災被災後の子ども医療の現状など、涙もろくも熱意あふれる医療者の心温まるレポート。