結婚して1年半、やっと授かった命でした。
早期からつわりがひどく、それでもなるべく葉酸は摂るように心がけていました。
その日は、次の検診を2週間後に控えていた日…買い物先で倒れてしまい救急搬送。赤ちゃんには異常なくホットなでおろしていたのもつかの間…大事をとってかかりつけの病院にも次の日に行き、赤ちゃんが元気なのを見た後に、15週に入ったから体のほうも細かく診てみましょう…と言われすぐのことでした。
『あれ?』医師の対応に不安を覚えました。。そして『障害のある子かもしれません』頭が真っ白で、何を言われてるのか自分のことなのか混乱していました。
疑いになったのは『無脳症、もしくは脳発育不全』紹介状をもって総合病院へ行き、、『頭蓋骨形成不全…無頭蓋症』といわれました。
治療法はなく、、人工妊娠中絶を余儀なくされました。
かかりつけの病院で詳しく説明をしてもらうまで、わが子を…元気に今も生きているこの子を自分の判断で殺すことなんで考えられなかった。。
ずっと付き添っていた旦那と泣いて自分の身に起きていることを理解するだけで精一杯でした。先生に『無脳症だけどね、、おそらくちゃんと脳はつくられていて、頭蓋骨のね、脳を保護する部分…そこが作られなかった。だから赤ちゃんの柔らかい脳を保護できなくて脳はない状態だよ。生まれても生きられる確率はほとんどなくて…治療法もないんです。人工中絶に強い拒否の気持ちはあると思うけど、お腹の中でまだ小さくて痛みを感じていない赤ちゃんも大きくなるにつれて痛みを感じるし、たとえ生まれても苦痛を伴います。。ママにも赤ちゃんにも1番負担のない出産という形で赤ちゃんもきれいな姿で産んであげましょう。。』たとえ生きられる術があるならすがりつきたかった。
赤ちゃんの命にタイムリミットがある上に、痛い思いまでさせる事を知り、重い決断をした。
即入院となり、午後にはラミナリア挿入。現実を受け止めることでいっぱいだった。。
翌2/9午前中より陣痛促進剤を3時間おきにいれ、3回目にてやっと本格的に陣痛がはじまり…無事に出産した。
身長12.5cm 体重60gの男の子だった。
目から上の頭蓋骨と脳はなかった。。生まれてすぐに赤ちゃんと対面…みてあげることができた。。その後、抱かせてもらった。手のひらに収まるほどの大きさで…でも目も鼻も口も爪も…皮膚からすけて見える腸などの臓器までちゃんとできていて…どこからみても愛おしいわが子でした。目に焼き付けました。
男の子ならと考えていた名前をつけました☆
2日後、、外出許可をもらい火葬と納骨をしました。
お空に無事にいけたかなぁ??もう頭痛くないかな??心配です。
ずっとずっと見守っていてほしい。
そして、今度は元気にまたママのお腹にもどってきてね。。。
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