2006.4.12. 生後5時間 40週6日
臍帯卵膜付着による重症新生児仮死

予定日を過ぎ、誘発分娩するために入院しましたが、初日は投薬で陣痛が来ず、翌日に点滴する予定でした。しかし深夜に突然、大量に破水+出血し、お腹の赤ちゃんの心拍数が落ちてきたので緊急帝王切開となりました。
赤ちゃんはすぐにNICUに運ばれましたが、5時間後にお空へ旅立ちました。
10ヶ月に入ってからの検診で心拍数が落ちることがありましたが、妊娠中に臍帯卵膜付着であることは発見できず、出産してから初めてわかりました。
そんな悪条件の中、54cm、2.818gまで元気に育ってくれました。
手術後、全身麻酔だったので意識が朦朧としたままでしたが、亡くなる前に助産師さんがストレッチャーでNICUに連れて行ってくれ、胸の上に乗せてもらい抱っこすることができました。
でもその時は、我が子は苦しむためだけに生まれてきたのだとしか思えず、「ごめんね、ごめんね…」と謝ることしかできませんでした。そして泣き声を聞くこともできず、母親らしいことは何もしてやれないままお別れしました。
「ママのところに来てくれてありがとう。お腹にいる間、いつも一緒にいられてとっても幸せだったよ。パパとママの大切な息子だよ。忘れることなんか絶対ないからね。」