上の子が9歳のころ妊娠がわかりました。10歳違いの下の子です。
妊娠判明から死産とわかるまでの間、何もかもが順調で過ごしていました。
7ヶ月のころは性別がわかり女の子で嬉しかったです。
8ヶ月が入った頃に最近胎動が少ない?と感じ不安だったので診察してみると看護師さんが何度もエコーを調べてるのがわかりました。
何かがいつもと違うと・・・悪い予感がどんどん強くなってきて・・・一刻も早く私も心拍を確認したくて画面を見てるのに、あの可愛らしいピョコピョコと動く心臓が見当たりません。看護師さんが慌てて「すぐに戻るからちょっと待っててね」と部屋を出て行きました。時間にすれば2.3分ってとこなんでしょうがそのとき感じた時間は30分くらいに思えました。早く来て!誰でもいいから赤ちゃんの心拍確認して!!と思いながらじっとベッドの上で待っていました。しばらくして担当医師がやってきてエコーをもう一度確認した後に「今エコーで見てみたんだけど赤ちゃんの心臓が動いてなくて、成長も前の健診からあまり育っていないみたいなんだ。残念だけど赤ちゃんはもう心臓が動くことはないんだよね。いつまでもおなかのなかに居られないし母体にも赤ちゃんにもよくないから急いで処置しないといけません。大きな病院に紹介状を書くので今日、明日にでもそちらで入院してください。」この日から天国から地獄へとまっさかさまに落ちていくのが感じられました。自分自身のことなのにどうも一歩ひいて見ている自分がいて演技をしている役者さんのようでした。まずは一番に何をするか優先順位を考えて考えて一つずつ的確にこなせないといけないと自分自身に言い聞かせました。旦那と母親に電話で連絡をし次に入院する準備を丁寧にやりました。これは絶対にやり直しがきかない一回限りだと。間違いは許されないことなんだと・・・
その後大きな病院で診察を受けましたが赤ちゃんにもお母さんにも問題がなく羊水もしっかりあるし・・・原因不明で胎児が亡くなっているとのことでした。詳しく原因を知りたいのなら解剖もできますよと言われました。
入院当日に子宮口を開く処置をされ、次の日には陣痛促進剤を点滴で流してお昼すぎに赤ちゃんが産まれました。生暖かく産まれた赤ちゃん。ただ泣いていないだけ。ただ息をしていないだけ・・・産まれるまでは心臓が動いていないけど、もしかしたら息を吹き返すだろう、もしかしたら元気よく泣いてくれるだろう、もしかしたら・・・どうしても信じたくない私がいて でも受け入れがたい真実があって。
赤ちゃんは最初から最後まで問題がなく出産も早くて産後の母体も良好で、とっても親孝行で、優しい・・・優しすぎた子でした。体もきれいでただ静かに眠っている可愛らしい赤ちゃん。
担当医から見たところ悪いところがなく、胎盤もきれいだったしへその緒も絡んでいるとかは無かったですよと・・・
葬儀と同じ日に退院することができ一週間が過ぎた今、少しずつですが死産したことを受け入れられる状態になっていっています。
8ヶ月の間家族みんなとっても幸せでした。まだまだ泣いてばかりのお母さんだけど、心の中でこれからは育てていきます。だからお空の上から見守っていてくださいね。いつかお空の上で家族が集まったらいっぱいいっぱいいろんなことをしていこうね。そして声を聞かせてください。
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