2007.3.9 15週3日 無脳症 |
6回目の妊娠でした。 3回の流産は赤ちゃんの存在は無く、袋の状態で2ヶ月以内の頸留流産でした。流産を3回しているので様子を見ながらの検診で母子手帳もなかなか貰えませんでした。今度は心臓も動き、すくすく育っていました。しかし11週に先生より頭がよくみたいから来週再診と言われました。翌週受診すると、やはり無頭蓋症かも・・・と言われ、大きな病院への紹介状を頂き、受診しました。 大きな病院の産科で一度目は超音波の専門ではなかったので、はっきりとは診断されず、専門医の日に再診するように言われ、再診しました。 はっきりと無頭蓋症との診断をされました。今はまだ脳がある状態だが、大きくなるにつれて壁にぶつかりどんどん脳が無くなってくると・・・。 今は12週なので急ぐ必要はないです。母体の為には最後まで継続するのがベストですが、中絶なら15週以降で手術をした方が良いとの事でした。 15週3日に普通の出産のやり方で手術しました。ラミナリアを午前10時に挿入しました。午後6時頃より微熱が続き、腹痛を伴い吐き気をもよおしました。 午後9時に破水し、その後分娩代へと移りました。破水以後は腹痛は全く無く、その後は出血が続き、分娩代にのってもいきむ事もありませんでした。 点滴・麻酔をし、先生が手で出してくれました。やはり脳がありませんでした。でも顔から下は普通の状態で嘘のようでした。目が大きく鼻も高い可愛い赤ちゃんでした。翌日パパと私の母で火葬してくれました。何度泣いたかわかりませんが、きっと天国で大きく育ってくれると思います。 翼がない為にこの世に生を受けることが出来なかった赤ちゃん。きっと今度は素敵な翼を持ってこの世に生まれてくる事を望んでます。 |