2006年1月17日 12週6日
無頭蓋症との診断で、人口的に流産

赤ちゃんとさよならしてちょうど1週間が過ぎました・・・。
結婚して3年半。不妊治療を始めて1年半。初めての人工授精で授かった子でした。
35歳前に出産できることでなんとなく安心してた気がします・・・。
名前は「マイケル」。女の子と思い込んで「まいちゃん」って呼んでたけど、お別れする5日前に男の子みたいだねって先生に言われたから、急遽マイケルに変更しました。
マイケルは頭蓋骨が形成されないという「無頭蓋症(むとうがいしょう)」という病気でした。5000例に1例というめずらしいものだと医師に説明されました。
赤ちゃんはカラダはとても元気だけど、生まれてきても100%生きてはいけない・・・と先生に言われ、母体を守るためにも早く中絶手術をしたほうが良いと説得されました・・・。
マイケルは最後のエコーでも元気に動いているのが確認できました。それなのに人工的に出産させるってことは、殺してしまうことになる・・・そう考えるとたまらなくつらかったです。あきらめるのには何日かかかりました。
1月17日(火)がマイケルの命日となりました。1日ほどかけて子宮口を拡げて、陣痛促進剤の坐薬を2回使い、分娩と同じ形式でマイケルは生まれてきました。
体重12g、身長8cm、死産の時刻を伝えられました。12週と6日でお別れでした。
先生にしっかり見てあげて下さいと言われ、旦那と長い時間一緒に見てあげました。手や足の指・爪までしっかりしていて、もうすっかり人間の姿でした。今まで想像したことのない悲しみ・・・。声を上げて泣きました。
これまで不妊治療でいろいろつらいことがあったぶん、赤ちゃんと一緒に楽しいことが待ってるんだって思ってたから・・・こんなはじずじゃなかったのにって思うと泣けてしょうがなかった・・・。
一週間たっても、ひとりになるとやっぱり涙があふれてきます。ただただ悲しみとさびしさでいっぱいです・・・。マイケルは必ず戻ってくるよって旦那は言ってくれます。私もそう信じています。また会えるよねって・・・。
今はすっかりひきこもりです・・・。退院してすぐ、妊婦雑誌やそんなに使ってないマタニティウエアーを片付けました。
昨日はエコーの写真をプリントしてお花と一緒に部屋にかざりました。ひとつひとつが心の整理をするために必要なことだ思っています。
でもこの出来事は一生忘れることはないでしょう。まだまだ抜け殻のような私から脱出できそうにありません。早く暖かい春が来てくれたらいいなぁ〜っと、ぼやっとしながら考えてます。