2005年10月13日
24週6日  生後40分  

24週6日24週6日の日、795g、33.5cmのちっちゃな赤ちゃんは、私に傷一つ付けずに、自然分娩で上手に生まれてくれました。
だけどまだ、自分でうまく呼吸することが出来ずに、先生達に手伝ってもらいながら、40分もの間がんばって生きましたが、そこで、息を引き取って、眠ってしまいました。まだ温かいうちに、私の胸で抱かせていただいて、そのまま、たった一晩ですが、主人と三人、家族で川の字になって寝ました。とっても幸せな時間でした。七ヶ月お腹で一緒に過ごし、40分、この世で生きてくれた証に、我が家の長男として、住民票にも載りました。
妊娠当初から呼んでいたそのまま、「ななし」という名前で、私達の息子になりました。
ななしを、助けてあげられなかった。丈夫に生んであげられなかった。でも、ななしは、それでも、私達を選んで、生まれてきてくれた。もう少し早くても遅くても、生きては会えなかったかもしれない。ななしは、自分で家族に会うために、家族になるために、時をも選んで、姿をみせてくれたんだと思います。私達は、ななしに感謝しています。
まだまだ哀しくて、会いたくて、どうしてももう一度抱きたくてどうしようもないけれど、ななしが生きたことを、きちんと受け止め、私達はこれからも生きていこうと思います。
ななしは、我が家の、自慢の息子です。