かわいい、かわいい私の泰希★
産まれるまでは仕事が忙しくて、なかなかゆっくりできなくてごめんね。
初めての妊娠、つわりで、不安なことも多かったけど、泰ちゃんがお腹の中にいるってわかった時とっても不思議な気持ちだった。自分の中に命がある。とっても素敵で幸せな気持ちをありがとう☆★☆

今から思えば、もっともっと泰希がお腹の中にいる時間をゆったりと楽しんでいればよかったと思います。検診に行って超音波写真を見るたび、胎動を感じるたび、本当に、本当に幸せだった。
エイリアンみたいとか言ってしまったけど、照れ隠しだったんだよ（笑）ごめんね、許してね☆

 ちょうど35週目の12月16日。ギリギリまで仕事をしていたママは産休に入ってゆっくりしようと思っていたところでした。泰ちゃんが産まれたらしばらく外食はできないから最後のお食事と思ってパパと結婚式をした所にあるレストランに行ったんだよ☆そしたらウェディングプランナーの方と、フラワーアレンジメント担当の方、レストランのスタッフのみなさんがお祝いしてくれて、泰希が産まれるのを楽しみだね〜、嬉しいね〜って喜んでくれていたね。
ママとっても嬉しかったんだ☆泰希も嬉しかったからみんなの顔が見たくてちょっと早めに出てきちゃったんだね♪

その日の夜でした。ふとお手洗いに行ったらおしるしのような出血があって、生理痛のような痛みがありました。まさかと思って時間をはかると5分間隔・・・すぐに産院に連絡、『来てください！』と言われてパパが夜の高速をめっちゃ慎重に走ってくれたよ。それから張り止めやら、痛み止めやら、もうちょっとお腹の中にいた方がいいからってことで使ったけどまったく効果なしだった。看護師さんが『陣痛中は子宮がギュ〜っとしめつけられて赤ちゃんが苦しくなるからお母さんがしっかり空気を送ってあげましょうね』と言ってくれたから
ママ、泰希に空気が届きますように、苦しくありませんようにって思いながらいっぱいいっぱい息吸って、またいっぱいいっぱい息が吸えるようにいっぱいいっぱい息吐いたんだよ。
そしたら自然と痛みが和らいだの、不思議だね〜♪泰希にいっぱい酸素届いてたよね☆
それから24時間陣痛が続いて
12月18日午前0時07分4回いきんで泰希が出てきたよ☆
陣痛中に何度か心拍が弱くなったって看護師さんが言っていたけど,それがどうゆうことかその時はわからなかった。ただ産声が聞こえなくて、まわりがバタバタ動いていてママは泰希をじっと見てることしかできなかった。
でも心の中ではずっと泰ちゃん、泰ちゃんって呼んでたよ！
あとから聞いたけど、へその緒が二重に首にまきついていて、羊水混濁も起こしていたそう。
すぐに近隣の大病院に救急搬送、呼吸困難、検査値は異常で原因不明の中NICUにて集中治療が始まりました。
普通に産まれることしか考えていなかったからショックだった。
産まれたら母子同室でおっぱいあげたりオムツかえたり・・・でもできない、廊下や隣の部屋から他の赤ちゃんの声が聞こえてくる。
なんで？なんで私なの？なんで泰希なの？ただ普通の幸せを感じたかっただけなのに・・・。
でも普通のことだと思っていたことは、実は奇跡だったのだと後でわかったよ。
泰希を授かったのも奇跡、産まれてきたことも奇跡なんだ！！！今はその奇跡にとても感謝しています。

 出生体重1948グラム、身長45．5センチ。かわいい、かわいい私の泰希★

泰希が頑張っているのだからと早めに産院を退院させてもらい、搾乳した母乳を冷凍してNICUに面会に行く日々を続けていました。最初はたくさんの管につながれて痛々しかったけど、お口の呼吸器がお鼻にかわり、やがて自発呼吸できるようになり、胃まで入っているチューブから母乳→哺乳瓶から→直接母乳を飲めるようにまでなったね♪本当に泰希の生命力はすごいと思ったよ☆
それから非常に珍しい腎臓の病気：先天性ネフローゼ症候群であることが判明。腎移植が必要で、その前に腎摘出、腹膜透析、それをするにはある程度身体が大きくならないといけない。通常のネフローゼはステロイドなどの薬が効くが先天性は薬の効果がない。小さいうちは根本的治療法がないため、投薬・点滴にて対処療法を続けるしかなくて専門医のいる大きなへ転院して母子ともに生活していました。ちょうど１ケ月経った3月10日脳内出血を起こし、小児ＩＣＵに入院しました。全身状態が悪く術中死するかもしれないと言われながらも手術が無事終わり、その後も医師も看護師も驚くほど泰希は頑張りました。
ＤＩＣ、感染症、人口透析、敗血症・・・いろんなこと乗り越えたね。心臓がだんだん疲れてきて、体中の皮膚に水泡ができやぶれて本当に痛々しかった。
手術の後、ママが『お願い、ママを1人にしないで』と言ってしまったから泰希にたくさん頑張らせてしまったね。言っちゃいけないと思っていたけど、言わずにはいられなかったんだよ・・・。
泰希と離れたくなくて・・・。ごめんね。
心臓がだんだん疲れてきて、浮腫みや感染のせいで体中の皮膚に水胞ができてやぶれて本当に痛々しかった。
『泰希、良く頑張ったね、もう無理しなくていいよ』それから、脈がだんだん弱くなっていったね。もぉほとんど脈がとれなくなって、先生が抱っこさせてくれたね。ママ先生にお願いしていたんだよ。泰希は抱っこが大好きだから最後はママの腕の中で眠ってほしいなってね。抱っこしたら足がピクピクって動いたね。あれは、久しぶりの抱っこ嬉しいだったのかな？それともバイバイだったのかな？2回ピクピクしていたからどっちもかもね♪
泰希が生き抜いた期間は3ケ月と23日でした。

泰希がいない日々は、本当に悲しい。でも泰希が残してくれたもの、それを大事にしながらパパもママも頑張るから。泰希みたいに頑張るから。だからまた会える日まで。その時を楽しみに、本当に楽しみにしてるよ。かわいい、かわいい私の泰希。これからもずっと一緒だよ☆大好きだよ！！！！！いつまでもいつまでも愛してるよ♪それじゃ、またね☆